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主婦も知らないと損する遺産相続の新常識【あさイチで特集】

主婦も知らないと損する遺産相続の新常識




NHKのあさイチで遺産相続の特集が放送されました。

主婦だから遺産相続なんて関係ない話かな…と思ったら大間違い。

遺産相続について正しい知識が無いと、損をしたりトラブルに巻き込まれることがあります。

また、遺産相続に関する法律が40年ぶりに改正されるなど、今までの常識が変わろうとしています。

遺産相続について特集された内容をまとめてご紹介します。



遺産相続できる意外なもの

遺産相続できるものは預貯金や土地に限りません。

マイレージや最近急速に普及している電子マネーも相続対象です。

また、借金も相続対象になってしまいます。

借金を相続することになったらどうする?

番組で紹介されたのは、父親が亡くなって初めて借金の存在を知った女性(A子)の例です。

A子さんの両親は離婚していて兄弟もおらず、法定相続人はA子さんだけでした。

しかし父親の借金が明らかになり、他にも借金が無いか司法書士に依頼して調べてみると、他にも想像以上に多額の借金が見つかったのです。

A子さんは一人で返済するのは不可能だと思い、司法書士に相談します。

司法書士によると、相続放棄をすれば借金の返済をしなくて済むとアドバイスをもらいました。

しかし、相続放棄をすると家や預貯金など他の相続も一切放棄しなければいけません。

そのことを父の兄弟である叔父に相談すると「代々続いてきた家は守っていかなければいけない!」と反対されましたが、A子さんはそれでも相続放棄することを決意します。

相続放棄はいつまでにしなければいけない?

相続放棄は、自分に相続権があると知ってから3ヶ月以内にしなければいけません。

もし、A子さんの例のように借金などを相続しなければいけない状況になったら、3ヶ月以内に相続を放棄するかどうかを決めなければいけません。

相続放棄すると借金はどうなる?

A子さんは相続放棄することで借金を免れましたが、では父親の借金を含む遺産はどうなるのでしょうか。

この場合、A子さんの母は離婚しているので相続権はありません。

代わりに父の両親(A子さんにとって祖父母)が第2順位、父の兄弟である叔父が第3順位の相続人となります。

相続権を放棄することは第2、第3順位の人に了承を得る必要は無く、独断で手続きが可能ですし相手に何も通知が届きません。

しかし、A子さんが相続放棄をすることによって次の相続人に対して借金の督促状などが届くようになるのです。

このように親族が借金から逃れるために相続放棄したことで、知らない間に自分が借金を負ってしまう…ということがあり得るのです。

もちろん、相続することを知ってから3ヶ月以内に相続放棄をすれば大丈夫なので、3ヶ月という期限は覚えておきましょう。

また、第2、第3順位までの相続人全てが相続放棄をすると、元の遺産は裁判所が定めた代理人によって整理され、返済できるものは返済し、返済できないものは返済できずに終わります。

こいぬママ

全員が相続放棄すれば、借金を踏み倒す形になるんですね…。

借金を調べるには

相続人として借金を調べるためには、下記の機関に問い合わせをする必要があります。

  • 全国銀行個人信用情報センター
  • CIC(クレジットインフォメーションセンター)
  • JICC(日本信用情報機構)

銀行やクレジットカード会社、消費者金融などによって加入している機関が異なるので、上記全てに問い合わせをしましょう。

相続人であることが証明できれば借金の情報を教えてもらえます。



名義人が亡くなっても口座からお金が引き出せる?

名義人が亡くなると銀行口座などが一旦凍結されることはご存知の方が多いと思います。

番組で紹介されたB子さんの例は、亡くなった父の口座の名義変更をしようとした際のトラブルについてです。

B子さんの母と姉はすでに亡くなっていて、父が亡くなった際の相続人はB子さん一人でした。

銀行に口座の名義変更を申請しますが、後日、変更ができないことを告げられます。

実は、亡くなった姉に子どもがいて(B子さんの姪)相続権があるというのです。(代襲相続

B子さんは姉が亡くなってから20年以上、姪と疎遠になっていたのでどこに住んでいるのか連絡先すら知らない状態でした。

しかし、その姪の同意がなければ口座の凍結は解除されません。

結果、司法書士に相談して姪の居所を探してもらい、口座の凍結が解除されるまで半年もかかったそうです。

2019年7月から払い戻し制度がスタート

B子さんは口座からお金が引き出せるようになるまで父の医療費や葬儀代を立て替えて苦しい思いをしましたが、7月から制度が変わります。

亡くなった名義人の口座から仮払いができるようになるのです。

つまり、葬儀代の立て替えなどが苦しい場合、相続が完了するまでに仮払いを受けることができます。

ただし仮払いの限度額が定められています。

  • 法定相続分の1/3まで
  • 最大150万円まで

この仮払い制度は金融機関ごとに適応されます。



デジタル遺産に関するトラブル

最近トラブルが増えているのがデジタル遺産です。

親がネット銀行に口座を持っていても、通帳がないため相続人が気づかないケースがあります。

また、株式を所有していることを知らずに放置していて損をすることもあります。

デジタル遺産に関するトラブルを防ぐためには、所有するネット銀行の口座をリスト化しておいたり、アプリで管理をするなどの方法があります。

最も手っ取り早いのは、遺言書を用意しておくことです。

遺言書作りが簡単になる?

遺産相続のトラブルを出来るだけ防ぐためには遺言書を用意しておくことが重要です。

遺言書は2種類があります

公正証書遺言

公証人が作成する遺言書で、財産額によって異なりますが3〜10万円ほどかかります。

お金はかかりますが、公証人が作成した遺言書は公文書として公証役場に保管されます。

公証人が作成するため自筆で書く労力がいらないこと、信頼できる内容になること、第三者によって廃棄・偽造される心配が無いなどのメリットがあります。

自筆証書遺言

自筆証書遺言とはその名の通り自筆(手書き)で書く遺言書です。

自分で書くため無料ですが、手書きが大変、内容の間違い・修正が大変…といったデメリットがありました。

しかし、自筆証明遺言の書き方が変わります。

今までは財産の目録も全て手書きする必要がありましたが、コピーやパソコンで作成してもよくなりました。

例えば自宅の登記簿のコピーを添付したり、

預金に関しては通帳の名義・口座番号・支店名のわかる部分をコピーすれば大丈夫。

ただし、コピーやパソコンで作成した目録には番号を記入し、本人が署名と押印する必要があります。

そうすることで第三者が勝手に添付したものでは無いという証明になります。

本文は必ず手書きしなければいけません。

  • 誰に何を残したいか
  • 財産の目録

以上2点が書かれていればOKですが、最後に付言事項を書いておくとより良いです。

付言事項とは財産を分けた理由や家族への感謝の気持ちなどです。

財産を分けるだけですと多い少ないという揉め事に繋がるので、付言事項を付けると相続人同士の争いを抑制する効果があります。

財産の状況が変わると無効になる可能性があるので、自筆遺言は都度書き直しましょう。

こいぬママ

弁護士さんのおすすめは40歳を過ぎたら遺言書を用意した方が良いとのこと。そろそろ用意しなきゃ…?(汗)



相続と介護に関する新ルールとは

番組で紹介されたC子さんの例です。

C子さんは近くに済む義理の父と良好な関係を築いていました。

ある日、義理の父が脳卒中で倒れてから在宅介護を手伝うことになりました。

夫は仕事をしているし他の兄弟は遠くに住んでいたので、C子さんはほぼ一人で義父の介護をし、誰の手も借りることができませんでした。

義父が亡くなった際、夫と義妹で相続についての話し合いがなされました。

C子さん夫妻はずっと義父の介護をしていたことを考慮して欲しいと主張しましたが、長男の妻には相続権はありません。

結局、C子さんの夫と義妹は遺産を半分ずつ分けることで決着しましたが、ちょっともやもやが残る結果ですよね。

そんな義理の親を介護しても報われない方に朗報です。

これからは特別寄与料を請求できるようになります!

特別寄与制度とは、相続権の無い妻などの親族が相続人(C子さんの場合は夫と義妹)に特別寄与料を請求できるというものです。

相続人以外の親族であれば権利があります。

いくら貰えるかなどは、まだ新しい制度なので実例が無いためわかりません。

また、確実に貰えるわけではない制度だということも頭に入れておきましょう。

特別寄与料を請求できる前提としては、

  • 無償で貢献していた
  • 証拠(介護日誌、業者とのやり取り)が必要

となります。

義父の介護の際にお金を受け取っていた場合は特別寄与料を請求できません。

また、どれだけ介護に貢献したかを証明するのが難しいため、介護日誌を付けたり領収書を残しておくなど、記録をつけるようにしましょう。

可能であれば、「介護を頑張ってくれた息子の妻にも相続を」と、遺言書に一言残してもらうとより確実です。



まとめ

以上が相続に関する新ルールでした。

特に介護などに関する特別寄与料は、主婦にとってはありがたい制度ですよね。

家族だから面倒を見るのは当然…と言いつつ、介護も何もしてこなかった相続人にがっぽりお金を持っていかれるのは不愉快だと思います。

私の母親も同じような状況で苦労してきた姿を見ているので、他人事には思えませんでした。

相続についても正しく新しい知識をつけて、損をしないようにしたいですね。